金融取引所と独銀行提訴=FXレート誤提示で投資家−東京地裁(時事通信)
外国為替証拠金取引(FX)市場「くりっく365」で、独コメルツ銀行に南アフリカ通貨の誤った取引レートを提示され損害を受けたとして、個人投資家45人と1法人が26日、同銀行と市場を運営する東京金融取引所を相手に、計約2億2100万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
原告側弁護士によると、原告1人当たりの損害は約15万〜6900万円としている。
訴状によると、コメルツ銀行は同市場で南アフリカの通貨「ランド」のFX取引に参加していたが、2009年10月31日の取引終了直前、実勢相場から掛け離れたランド安の取引レートを誤って提示した。
翌営業日となる週明けにはランド相場が乱高下。原告側は、取引所が被害を最小限にとどめる適切な措置を速やかに取らなかった賠償責任があるとしている。
東京金融取引所広報室は「訴状が届き次第、対応を進めたい」とコメント。コメルツ銀行東京支店コンプライアンス部は「現時点では何も受け取っておらず、コメントは差し控えたい」と話している。
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原告側弁護士によると、原告1人当たりの損害は約15万〜6900万円としている。
訴状によると、コメルツ銀行は同市場で南アフリカの通貨「ランド」のFX取引に参加していたが、2009年10月31日の取引終了直前、実勢相場から掛け離れたランド安の取引レートを誤って提示した。
翌営業日となる週明けにはランド相場が乱高下。原告側は、取引所が被害を最小限にとどめる適切な措置を速やかに取らなかった賠償責任があるとしている。
東京金融取引所広報室は「訴状が届き次第、対応を進めたい」とコメント。コメルツ銀行東京支店コンプライアンス部は「現時点では何も受け取っておらず、コメントは差し控えたい」と話している。
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